私たちは、医療安全に対する意識を高め、患者様が安全に療養生活を送ることができることを目標に委員会活動を行っています。
活動内容としては、定期的に病棟の巡回を行いベッド周囲の安全や整理整頓について確認すること、マニュアルを整備して内容の周知徹底を図ること等があげられます。また、ヒヤリ・ハット報告書はレベル0から提出を呼びかけています。小さなことから情報を共有することで、リスク感性を高めるように努めています。
感染対策小委員会は、院内の感染対策委員会と連動し、看護部の感染対策の徹底を図り、感染防止に対する看護部内の業務改善を検討し、看護の質の向上を目的として設置されています。活動内容は、感染対策の啓蒙及び教育、感染防止対策に関する現状調査及び分析が主な活動です。
近年ではコロナ感染対策の啓蒙活動や、PPE(マスクやエプロンなどの個人防護具)着脱や手指衛生研修などを通して教育活動を行い、手指衛生実施率の向上に貢献しています。また、オムツ交換や吸引などの看護ケアの場面における標準予防策の実施状況について現状調査を行い、感染対策の徹底を図る取り組みを行っています。
リンクナースはスタッフのお手本となるべくPPE着脱訓練を定期的に行っています。
安全で質の高い看護を提供するために、看護職として必要な専門的知識・技術を習得し、資質の向上と改善を図ることを目的としています。
教育委員会の役割は、看護部の教育方針(詳細については、看護部の教育体制を参照)に沿って、質の高い看護師の育成を目指します。教育年間計画に沿って研修の企画・運営・評価を行い、看護師としての成長を支援していきます。集合研修の前にはeラーニングで予習をしたうえで研修に参加してもらい、各部署の委員が看護部の手順書に則って研修をすることで、研修後にも実践の場で復習ができるようにしています。
中途採用者も多く就職していますが、各部署の主任や相談係が指導し日勤業務に慣れたころから夜勤開始となり、フォローアップ研修も行っています。
eラーニングは、興味のある講義を動画で繰り返し視聴できます。病棟には職員が利用可能なWi-Fi環鏡も整っており、隙間時間に自己学習できるようになっています。
認知症ケア検討委員会は認知症看護、せん妄に対するケアの対応能力の向上、身体拘束ゼロを目的とし、院内における認知症ケア全般について現状把握や分析、教育の計画実施を行っています。毎月開催される看護部委員会には、専任医師も参加し事例検討や情報交換を行い、患者さん一人一人に応じたケアの検討を行っています。今後は、院内身体拘束廃止委員会とも連携を取り、病棟ラウンドや多職種でのカンファレンスの機会を増やし、院内全体で認知症ケアの向上に努めていきたいです。
今年度は、1、新規褥瘡発生を防止できる。2、褥瘡の持ち込みまたは、新規発生した場合、リンクナースが中心となり、多職種と連携を取り、スタッフ指導や実践の援助ができる。を目標に活動しています。ポジショニングや体位変換等の集合教育を実践し、スタッフとともに褥瘡発生防止の意識を高めています。また、専任医師による褥瘡回診介助にて褥瘡状態の把握や、多職種とカンファレンスを実施し、より褥瘡改善傾向となるよう日々努力をしています。みんなの看護ケアにて褥瘡が治癒した場合は、とても嬉しく、やりがいに繋がります。
業務改善委員会は、看護業務に関する事項を検討し、看護業務マニュアル及び看護記録マニュアルを見直し、業務の統一化、効率化を図り、看護の質の向上の為の活動を行っています。
看護記録に関しては、記録監査を実施し記録の質の向上と記録にかかる時間外の削減に取り組んでいます。さらに、重症度、医療・看護必要度については、研修会を開催し2年毎の診療報酬改定に伴う変更点などを確認し、正しい評価と評価漏れを無くすための取り組みを行っています。
主任会は、「主任看護師の資質向上と役割を自覚し、師長会と連動して看護部の目標達成と、担当部署の業務の円滑化のために、自主的に行動することができる。」を目標に活動しています。
主な活動内容は、看護部の広報、看護補助者への教育・支援を行っています。
看護部の広報では、就職説明会への参加、インターンシップの企画などを行っています。皆さんが今ご覧になっている、看護部ウェブサイトの充実、内容の更新も行っています。
看護補助者への教育・支援では、ケアの手順などを見直したり、指導したりしています。また、看護師へ看護助手と協働するにあたっての役割や、責任の教育を行っています。
自部署で発生した問題などの解決を目指し、検討を行ったりもしています。
目標達成のため、主任一同、一生懸命頑張っています。